昨夜録画しておいたK-1を観ましたので、遅ればせながら感想を書かせていただきます。

アジアGPの試合を見ていると、これがK-1か?と思うほどにスローな動きが目立つ。まるでキックボクシングの興行で、セミの前に組まれたヘビー級の試合のような緩慢な動き。

ノブ・ハヤシからは全く覇気が感じられないし、準決勝でカラエフに鼻をつぶされた長身の選手は、K−1ファイターというよりもフリークスショーのような趣き。

そんな中でもまともな試合だったカラエフvs富平は、予想したとおりにどちらが勝ち上がってもおかしくない互角の試合展開でしたが、延長の末、集中力が途切れたのは富平でした。「ダウンじゃないだろ」みたいなアピールをしていたようですが、あれだけ転べば仕方ないでしょ。

ワンマッチは、まず沢屋敷が破れる波乱。なんであんなに右のガードが甘かったのでしょうか?一方、その甘いところにしっかり付け込んだ相手の選手は、一流に近いものを持ってるんじゃないでしょうか?

再延長の末にサメドフがセフォーを下した試合がダイジェスト扱いだったことは残念。動きのある、面白そうな試合だったようでしたが。

メインイベントは、ボンヤスキーがアターエフの良いところをじゅうぶんに引き出してあげた上で、計算どおりに3ラウンドで仕留めたような印象でした。

アターエフはボディーブローから入ることが多かったですが、ストレートパンチを軸に組み立てることで、得意のボディーブローがもっと活きてくるんじゃないでしょうか?

以上、スキップしまくりで見たK−1台湾大会でした。仙台ガールズプロレスのじゃじゃ馬トーナメントの方が面白いくらいですよ。