朝のニュースを見ていたら、神津カンナが五輪マラソンで金メダル奪取宣言なんてしてる。これは一体どうしたことかと目をこすってよく見たら、野口みずきでした。

さて・・・

「秋山選手と戦いたい」

「一人の男として試合をしたい」

柴田勝頼が秋山成勲の対戦相手に名乗りを上げたようです。いろんな意味で興味深いカードで、ぜひ実現してほしいとは思いますが、今回の柴田のアクションを「男だ!」と賞賛するのは筋違いだと思います。

だって柴田は、DREAMという格闘技イベントにおけるプロレスラーとしての立ち位置を明確にすることで自己の商品価値を高め、寿命を少しでも永らえるために、vs秋山成勲という道を選んだに過ぎないのだから。

いや、メイヘムに手も足も出ずに完敗したことで窮地に追いやられ、vs秋山成勲という最後の切り札を出さざるを得なくなったと言った方が適切でしょうか。

それに柴田は秋山に負けても、失うものが何もない。黒星がまた一つ増えるだけのこと。もし、柴田がアマチュア修斗から出直すと言うならば、私は柴田を「男だ!」と見直すでしょうが。

なので、私は柴田のチャレンジを褒め称えることなく、この一戦を楽しみます。

柴田が勝つとは思ってません。

とは言え、どんな負けっぷりを魅せてくれるのか?負けた先に何かが見えてくるのか?船木や田村が何らかのアクションを起こす方向に向かうのか?などの興味は尽きません。

単に勝った負けたではなく、一つのドラマを観るようなつもりで拝見します。

最後に柴田のこの発言。

「勝算?やる前から負けること考えるバカがいるかよ」

猪木の名言をパクッたわけですが・・・そんなセリフを口にするのは20年早い。