702b3d1c.jpg今月4日の朝4時からダビング10の運用が始まるようですが、パナソニックのDIGAは、一足早くダビング10対応にバージョンアップされたようです。

メーカーが電波を使って家庭の機器にソフトをインストールしてしまうなんて、便利なようで、怖いような気もしますね。

さて、K-1福岡大会に関するエントリーには数多くのコメントをお寄せいただき、誠にありがとうございました。昔から皆様とともにジャパンGP復活を訴えてきた当ブログとしては、K-1ジャパンもまだまだ人気があるんだなと、喜ばしい限りです。

と言うわけで、引き続き福岡大会の雑感です。

バダ・ハリのパンチ
バダ・ハリはパンチが上手いと言うか、効くパンチを打ってますね。質の良い練習を行っている証でしょう。シャドーも実戦を想定しながらやってるに違いない。シャドーのためのシャドーではダメなんです、極々当たり前のことですが。

でも実際にはそれが出来てなさそうなプロ選手もいますよね。そんなパンチでどうやって倒すつもりなんだよ?みたいな。


前田慶次郎の戦い方の是非
相手の周囲を回りながらローキックを放つ戦法は、チームドラゴンの選手が大型の選手と対戦する時の常套手段。K−1らしからぬ消極的な戦い方ですが、昨年に澤屋敷がバンナを倒した試合では拍手喝采でした。

しかし、今回の前田慶次郎に対しては否定的な意見が多いようです。

それは、1回戦で武蔵に勝ったとは言え色んな意味でスッキリしない結果だったこと、決勝では作戦が裏目に出てテイシェイラに判定負けしたこと、要は結果が出なかったために前田は批判に晒されているわけです。

結果次第というわけですが、勝負事ってそんなもんじゃないでしょうか?


前田憲作氏はテイシェイラを舐めていた?
前田氏は、1〜2ラウンドを逃げ回る内にテイシェイラのスタミナが切れると踏んだようですが、それはあまりにも極真世界王者を舐め過ぎってもんでしょう。

テイシェイラが、準決勝の中迫戦で、後半失速したように見えましたが、あれはKOを狙わずに体力を温存したか、もしくは三味線を弾いていたに違いありません。

バンナのように鼻呼吸もままならない選手や、膝の故障で練習も出来ずに太りかえった武蔵相手ならいざ知らず、相手は現役の極真世界王者ですからね。逃げ回られる程度でスタミナは切れないでしょ。

それに、バンナ戦の澤屋敷のように逃げ回りながらも強打を放つ等して撹乱しない限り、軸になってる方はあまりスタミナをロスしないものですよ。前田氏がこの点を理解してないはずは無いので、よほどK−1の選手はスタミナが無いと高をくくっていたということなのでしょうか?作戦がズバリはまってしまったヘタレバンナの印象が強かったのかな?


バンナ
勝ったシュルトも決定打を与えることはできませんでしたが、バンナは文字通り手も足も出ませんでした。

谷川EPは、ドローに近い判定とか言ってましたが、私の目にはジャッジ以上の大差がついたように見えました。

実際にバンナ自身も、シュルトを倒すイメージがないままにリングに上がったんじゃないでしょうか?もし「倒すイメージはあった」と言うならば、具体的に提示して欲しいくらいです。

また、一般的には正面から打ち合ったバンナを賞賛する風潮が強いようですが、私はまったくそのようには思いません。リーチもない、スタミナもない、策もない、゙戦う三無い運動゙状態で勝てるわけがありませんよ。


シュルト
さて問題は、K−1の番長すら寄せ付けない強さを発揮したシュルトの今後です。対戦相手としてアーツやバダ・ハリの名前が挙がってますが、シュルトを既存のK−1ファイターと対戦させることに意味があるのかなと。

特に、シュルトvsハリは行わない方が良いでしょう。ハリはこの調子でヘビー級のベルトの価値を高めてほしい。もし、ハリが完敗したら、せっかくの階級制が台なしです。

シュルトは、首に高額の賞金を賭けて、ボクシングを含めた他分野からの挑戦者を募る方が面白いでしょう。K-1としては、シュルトの強さに乗っかるしか方法はない。

とにかく何でも良いから勝ってくれというシチュエーションでシュルトを戦わせれば、シュルトの塩試合も楽しめると思います。