膝の状態がかなり悪かったらしい武蔵。どうりで太めな体型だった訳です。まともな練習はほとんできなかったのでしょう。

それに関する谷川EPのコメントは以下のとおり。

「武蔵選手はこの間の桜庭選手と一緒で(6.15DREAM)、本当は試合に出られる状態ではなかったんです」

「主催者としては、かわいそうなことをしてしまったなと。きょうは「何やってんだ」ということではなく、感謝の気持ちがあります」

この期に及んでなぜ桜庭を引き合いに出すの?という違和感はさて置き、武蔵が無理を押して試合に出場したことを美談にして良いものでしょうか?

武蔵がジャパンGPにエントリーしたことで、どれほど福岡の格闘技ファンが喜ぶか?

武蔵が劣悪なコンディションで出場し不甲斐ない試合をしたことが、ファンをどれほど落胆させたのか?

武蔵が今大会に与えた影響として、この正と負の2点を比較した場合、負の影響の方がはるかに大きかったのではないかと思います。

滅多にK−1が開催されない福岡での大会なのだから、武蔵の代わりにもっと状態の良い若手選手を抜擢するべきでした。武蔵のネームバリューに頼らずに、ジャパンGPというパッケージとしてもっと良質なものを提供する方が正解だったと言えるでしょう。スポンサーに対しても、そう説明すれば納得させられるはず。いや、納得させるプレゼンをしなければダメでしょう。

以上、気ままな一ファンの結果論でした。