9d2cf218.jpg『エレファントマン』という映画はご存知でしょうか?

単に怖いだけの映画ではありませんが、この映画を見た誰も彼もがヒューマニズム的なものに感動しなければならない訳でもありません。

見世物小屋にいた“エレファントマン”ことジョン・メリック青年は、ある医師に救出され、入院生活を送ることになるのですが、何も知らない女性看護師がメリックに給食を運んで行ったシーンが非常に怖い。恐怖と恐怖の衝突みたいな。メリックの顔を見た看護師は恐怖でショック状態に陥りましたが、一方のメリック自身も、それまでは家畜同然の扱いを受けてきたため、人間と接触するのが怖いのです。

“エレファントマン”はその後、どのような人生を歩み、どのような最期を迎えたのでしょうか?映画『エレファントマン』は、こちらよりお買い求め下さい。

余談ですが、娘とスーパーで買い物をしていた時のエピソードを1つ。

娘と店内通路を歩いていると、対面から顔が奇形の男性が歩いて来まして、もし娘が露骨な反応を示したら失礼してしまうなと緊張しましたが、娘はほとんど何の反応も示さずにすれ違いました。その後、商品棚の影で私は娘を抱き寄せ、「お前は偉いな。お利口さんだな」と語りかけると、娘はしくしく泣き出しました。

私は娘が、男性の顔を恐れて泣いたのではなく、男性の境遇が可哀相で泣いたのではないかと思ってます。

他人の心の痛みが分かる人間に育ってほしい。私のこれまでの人生を反省し、娘にはそうあってほしいと願ってます。

最後に、“エレファントマン”メリック青年が書き残した詩を紹介します。(X51.orgより引用)※リンク先には、見る人によっては恐怖を感じる画像が掲載されておりますので注意してください。

”私の姿がどこかおかしいのは事実だ
しかし私を咎めることは神を咎めることだ
もし私が自分を創りなおすことが出来たならば
私はあなたを落胆させはしないだろう

もし私が巨大で塔に触れることが出来たとしても
あるいは手のひらで海を掴むことが出来たとしても
私は精神によって測られるべきである
精神こそが、人間のもの差しなのだから”