前回、西島vs立川をK-1ジャパンGP一回戦で実現させてほしいと書きましたが、それはさすがに間違いでした。

皆さんから指摘されたとおり、立川はGPに出るレベルにありません。RISEのトーナメントはおろか、新空手の交流試合ですら優勝することは不可能でしょう。

しかし、西島にはエントリーするのに十分な資格があるでしょう。ワールドGPじゃないんだから。

だって、元ボクシング世界王者あるいは世界ランカーというだけで、K-1の大きな舞台に登用されたケースは過去にいくつもあったのだから。

こう考えると、やはり西島と立川を比較すること自体がナンセンスなんですよね。

ところで数年ぶりに復活するジャパンGPは本当に楽しみです。何せ当ブログでは常日頃からジャパンGP復活を願うエントリーをいくつも書いてきたわけですから。

果たしてエントリーされる8名は誰になるのでしょうか?

まず、今月13日の横浜大会で激突する武蔵vs澤屋敷の勝者は、ジャパンGPは免除され、世界地区予選とは名ばかりの“楽勝”アジアGP出場権を与えられるような気がします。

ですので、現時点で8名を挙げることは難しいので、ぜひエントリーしてほしい何名かをピックアップするに止めます。

候補者の多くが13日の横浜大会でカードが組まれています。まさにジャパンGP(以下、GP)の査定試合と位置付けることができます。

まず、GP出場が決定的な前田慶次郎。何せK-1ジャパンの象徴的選手だった中迫を完全KOで下したわけですから、GPに出場する資格は十二分にあります。横浜ではモーと対戦しますが、強豪外人相手には善戦するのが精一杯だった旧世代ジャパンファイターとは一味も二味も違う戦いを見せてほしいと思います。

次に、カード変更により中迫と対戦することになった佐藤匠。極真会館の雄として、前田慶次郎に後れをとることは許されません。中迫に勝つことは最低条件でしょう。

高萩ツトムはキム・ギョンソックと対戦。まだまだ実績のない高萩としては、KO勝利で存在をアピールしないと話になりません。

野田貢はピーター・ボンドラチェックと対戦。野田と言えばシリル・アビディに勝利した印象が強いですが、同時に、かなりしょっぱいイメージもあります。結界以上に内容が問われるでしょう。ところでボンドラチェックの戦績に要注目。勝っても負けてもKO決着。K-1公式サイトに掲載されている12試合の内、11試合がKO決着(6KO勝利、5KO負け)。この大きな穴を突くことが出来ないようでは先はないでしょう。

ジャパンと言えば、忘れちゃならねぇ男意気。藤本祐介も横浜に登場します。相手は極真世界王者のティシエラ。十中八九負けるでしょうが、1年前の横浜で武蔵をKOしたような波乱を起こしてほしいところです。

こんな感じでジャパンファイターの生き残りを賭けた戦いがいくつも展開される横浜大会です。その結果でGP出場者が見えてくるはずです。

武蔵と澤屋敷のトップ2。前田慶次郎、佐藤匠、高萩ツトム、野田貢ら4人の若手と、もう後がない中迫強と藤本祐介。そして西島洋介。

次回は組み合わせについて考えてみようと思います。