日本総合格闘技の新たな夜明けとも言われた『DREAM1』が格闘技ファンの注目を一身に集める中、同16日に大阪では修斗・アゼリア大正ホール大会が開催されました。

カードのラインナップを見ると、余程の修斗マニアでもなければ知らない選手ばかり。

競技としての確立に重点を置いている修斗の興行は地味で、当然一般受けしにくく地上波TV放映もありませんから、選手に支払われるファイトマネーも高が知れているでしょう。ボクシングやキック同様にチケットで支払われているかもしれません。

そのような状況ですから、知名度の高い選手は『DREAM』や『戦極』、あるいは海外の大会に流出してしまいます。

しかし修斗は、アマチュアから育ててきた選手を他団体に青田刈りどころか頭を垂れた稲穂を刈り取られているような現状に手をこまねくだけで良いのでしょうか?

大手イベントのように前座の選手までもが高額報酬を受け取るようなカードをラインナップするのは不可能でしょうが、メインイベントだけでも一般のファンに注目され得るカードを組めないものでしょうか?

修斗同様に地味なプロボクシングの興行もメイン一極集中型です。ファイトマネーはメインイベンターのほぼ総取り。修斗においてもそのような形態であれば、脱地味な興行を打てるはず。

例えばメインイベントに川尻vs中蔵隆志とか。他の試合のファイトマネーは全てチケット払い。

あるいは佐藤ルミナvs所英男なんてカードも面白そうじゃないですか?このカードは地上波で放送してほしいなぁ。佐藤ルミナvs一般視聴者。刺激的です。

最後になりますが、冒頭で書いた修斗・大阪大会に出場した選手を紹介します。

メインイベントを務めたのは佐々木信治パオロ・ミラノ。佐々木はなんだか、オホホ、あたい好みだわん。キレのあるピエール瀧って感じ。佐々木に手作りラーメンを目の前にドンと出されて、「お前だけのオリジナルだ。食ってけ」なんて言われた日には・・・。「体が火照る。体が火照る」と連呼して、さり気なくホテルへの誘いを催促しちゃいそう。一方のパオロ・ミラノは凄い体。昨年7月には大河内貴之を16秒でフロントチョーク葬してますが、今回は佐々木にチョークスリーパーで負けました。

セミファイナルで1RTKO勝利(パンチによるダウン→レフェリーストップ)したKODOは、元K−1ジャパンのタケルにそっくり。

新人王トーナメントのライトヘビー級2回戦に出場した藤川展康。「おっさん頑張れ」と言わずにはいられません。また、目元と鼻筋がゲイっぽいのが気になります。オレのホームは24会館だー!みたいな。結果は残念ながら1RTKO負けでした。

以上。お粗末な紹介でしたが、この中の誰か一人でも客を呼べるファイターに育ってもらえればと思います。

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