船木がグラバカに昔から通っていたとか、菊田と親交が深いとか、私はそのこと自体をどうこう言いたいのではありません。

プロレスラーが一般人と同じ過程(町道場で教えを乞う)を経て強くなる様を見るのが忍びないのです。

K-1やPRIDEができてからファンになった世代の方々には理解できないでしょうが、私にとってプロレスラーは特別な存在です。一般人が立ち入ることができない道場という特別な空間で常人離れしたトレーニングを行い、超人的な肉体を手に入れる。それが私のプロレスラー像です。

今となっては、一般的にプロレスラーは強さの象徴とは言われにくい存在になってしまいましたが、プロレスラーが元来弱いわけがないのです。

仕事帰りにジム通いしてプロデビューし、1,2試合こなした程度の人間にプロレスラーを馬鹿にする資格があるのか?と私は言いたい。己にプロレスラーになれるだけの素養があるのかと問いたい。

自信があるならば、どこかの大学のレスリング部へ出稽古に通い続けてみればいい。

変な方向に話が行ってしまいましたが、プロレスラーは我々一般人とはまったく違う道を辿って、とても追いつくことが出来ない領域にまで肉体を鍛え上げるような、そんな超人的な存在であって欲しいというのが私の願いです。

しかし、現在では常人並みの体力しかないレスラーも少なくありません。名門高校や大学のレスリング部で揉まれるような経験もないままにデビューするようなレスラーがほとんどでしょう。

そう言ば全日本時代の秋山準が嘆いていたことがありました。若手を大学のレスリング部の練習に連れて行こうとすると、若手はそれを断るそうです。やっつけられるのが恥ずかしいから。

そんな時代にプロレス幻想を持つことはナンセンスかもしれませんが、プロレスラーの中には、格闘技のジムで一般的に行われているようなトレーニングとは比較にならない厳しいアマレスの修練を積んだ末に入団する人間がいることも事実なのです。

と言うわけで毎度毎度まとまりませんが、グラバカジムで指導を受けるという、一般人と変わらぬ過程を経て船木が強くなったとしても何ら魅力を感じません、という話です。

船木はプロレスラーだから注目されているのだから。

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