しばらく前の話ですが、球団から解雇されたプロ野球選手を対象とした12球団合同トライアウトの会場に、人材発掘目的か?スタンドプレーか?、谷川EPが元ロッテ・立川を伴って姿を現しました。

立川にしてみればこの視察は、非常に肩身が狭い時間を過ごすことになったんじゃないでしょうか?実際に、立川は「グラウンドに下りて視察することはしなかった」と語ってます。

やはり、プロ野球と新興格闘技K−1とのステータスの違い、あるいは立川自身が置かれた身分を考えると、プロ野球に関わる場所へ顔出しするのは気が引けるのでしょう。

また、谷川EP一行の他にもトライアウトに目を光らせていたプロ格関係者がいました。「ハッスル」のTAJIRIですが、トライアウト会場での肩身の狭さは谷川一行の比ではなかったと思われます。WWEで活躍した経歴があるとは言え、そこにおいては「あんた誰?」の世界だったはず。

WWEの日本人選手と言えば、もう十何年も前の、あるエピソードを思い出さざるを得ません。ビートたけしがテレビ番組で、当時WWEで活躍していたショー・フナキらに対して辛辣なコメントをしたのです。

具体的には、番組にゲスト出演した小川直也に対して「なんだかわけのわからない人たちがチマチマとアメリカでプロレスやってるけど、あんたなんかがあっちでやれば大ブレイクするんじゃないの?」みたいなコメントをしたのです。

たけしがアメリカのプロレス事情を少しでも知っていたこと、そして思いもかけないタイミングでの歯に衣着せない物言いが私にとっては大きなインパクトでした。「寝たきり老人のほふく前進で約1時間の距離」みたいな毒舌とはわけが違いますから。

しかし、たけしのその感覚は何も特別なものではないでしょう。世間様の視点から見れば、その背景に社会体育(あるいはオリンピック)というベースがあるかないかで評価が大きく違ってくるのは致し方ないことです。

プロ格闘技にとってもそこのところは非常に重要です。

総合格闘技の分野においては、レスリング協会の福田会長と言う社会体育の権化のような人が先頭に立って活動をしているので先行きは明るいかもしれません。

一方、K-1においても過去に協会・コミッション設立の構想がありましたが、どうなってしまったのでしょうか?このままでは“茶番のK-1”という悪い印象が増長するだけです。一日も早く、構想を具現化する動きを見せて欲しいものです。

≫≫≫人気blogランキングへ