秋山選手ですが、試合自体は良かったと思います。でも、終わった後にあの喜び方はないですね。謹慎していた人間が、あんなふうにはしゃいだらいけないだろうという気がしましたけど。マイクであいさつするにしても、韓国のファンにアピールすることよりも、まずは桜庭とか迷惑をかけた人に謝罪するとか、そういうことを言わなければいけないと思います。反省して、あの一件を気にしていた人のはしゃぎ方ではないですね。格闘技も、武道と同じだと思います。礼節とか、そういったものをもっと見せてほしかったです。(引用元:『格闘技通信』12月8日号)

この金原の見解を見て、私が真っ先に思い浮かべたのが田村潔司の秋山戦回避発言です。秋山のあのはしゃぎ方をどう見るか。瞬間的に感情が爆発するのは致し方ないとしても、復帰戦なのだから気を取り直す必要があったのかな?なんて思ったりします。

でも、もし秋山がカーンの状態を心配そうにのぞき込むような素振りを見せたとしても、ファンは「見せかけだ、白々しい」などと言うのでしょう。

であれば、一瞬の感情の爆発後は、自分のコーナーに戻って正座をして待つのが良かったのかなと思います。

あまりにもステージのレベルが違うので参考にもならないかもしれませんが、右サイドバー下部プロフィール欄にある動画を見て下さい。感情を爆発させた後に、ふと我に返り正座する私の姿(オホホ)。もし秋山がこのような姿勢を見せていたなら、評価も少しは違っていたかもしれません。

それと、もう一つの問題は、マイクでの「大韓民国、最高!!」でしょう。ご当地のファンにアピールするのは悪いことではないですが、禊の後の第1戦目、その勝利後のアピールとしてはいただけません。

「桜庭さん、見てくださいましたか?」

この一言が出ていれば、日本のファンの感情を揺さぶることになったかもしれません。

こうして考えると、秋山はせっかくのチャンスを台無しにした感が強い。やはり彼はヒール道を突き進むしかないのでしょう。

今回のコラムは以上ですが、これをもって秋山問題総括ではございません。後日、改めて書かせていただきますので、よろしくお願いいたします。

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