大晦日の風物詩と言っても過言ではなくなった魔裟斗vs元ボクサーのカード。今年も例外ではなく、元WBA世界スーパーフェザー級王者チェ・ヨンス戦が組まれました。

数々の名勝負(?)を生み出した魔裟斗vs元ボクサーの中で、その象徴的な試合として私はvsビンス・フィリップス戦を思い浮かべます。

「これがK-1です!」

これは、そのフィリップスを徹底したローキック攻めでKOした直後の魔裟斗のマイク、一言目のセリフです。

K-1とはその程度のものなのか?

キックボクシングのキの字も知らないロートル相手に、パンチの打ち合いを避け、徹底したローキック攻めで相手を封じる。こんな勝ち方でK-1の凄さが世の中に伝わるでしょうか?

真面目なK-1ファンの方々には受け入れ難い考え方でしょうが、Dynamite!!という一般世間の注目度が高い舞台であればこそ、相手の土俵であるパンチ主体に戦うべきだと私は考えます。

魔裟斗が例年の如く、ボクサーをローキックで苛め倒すか?

マサトが元ボクシング世界王者をパンチで圧倒するか?

この2つのケースを比較した場合、どちらがセンセーションを巻き起こすでしょうか?答えは明白でしょう。

とてつもないリスクを乗り越え、元が付けどもボクシングの世界王者をパンチでKOすれば、魔裟斗は格闘家としてさらなる高みに到達するでしょう。

さらに、十数年の歴史しかない新興格闘技であるK-1のステータスも上がるはずです。もしかすると、パンチでのKO勝利を最も喜ぶのは、ボクシングからK-1に転向した他のボクサーたちかもしれません。

私は月並みなものではなく、とてつもなく凄いものを見たいと思ってます。

≫≫≫他のブロガーさんらが魔裟斗vsチェ・ヨンス戦に真正面から言及しているコラムを興味深く読ませていただいております。また、常連さんたちも賛否両論でしょうから、忌憚の無いご意見をいただければ幸いです。人気blogランキングへ