さぁ、土曜日恒例となりました、一週間の格闘技関連ニュースを振り返る『web新の格闘ウィークエンダー』です。え?全然恒例じゃない?ええやん。

そんなことより、記事のタイトルに自分のハンドルネームを冠付けする厚顔無恥っぷりに突っ込み入れたって。

さてさて今週はどんなニュースがあったでしょうか?

何と言っても最大のニュースは田村のHERO'S参戦でしょう。7・16で金泰泳と対戦することが決まったわけですが、それを飛び越して話題は一気に秋山vs田村に集中しています。

秋山vs田村も良いですが、UWF最後の砦と伝説の空手家の対戦をそんなに軽く扱って良いのかなと思います。もっとこのカードを楽しむべきですよ。blackkingさんもコメントに書いてくれましたが、この現状では金ちゃんの立場がないでしょう。

これはFEGの選手の扱い方が下手糞なんですよ。人材が多くない割に選手を無駄に使ってる感じ。大晦日の金vs石澤にしても、昔だったら考えられないカードですからね。そんなすごいカードを淡々と消化してしまうところが問題だと思います。

ただ、最近のファンにとっては金泰泳と言ってもピンと来ないというのも正直なところでしょうか?そんな方はこちらの過去記事を参照してください。

続いては、全日本キックが発表した60kg級トーナメント。実現させて欲しい組み合わせは、キックボクサーとしてハードパンチャーである大月とボクサーであることをアイデンティティとする梶原との対決。壮絶な試合になるでしょう。ところでK-1の60kg級はどうなりました?

カルバン欠場のニュース。魔裟斗戦で拳を怪我したとのことですが、元々怪我していたところを悪化させたということで、魔裟斗が宣言したとおりに欠場に追い込んだとは言えません。やはり魔裟斗はパンチに伸びがないことが最大の弱点でしょうか。体系的に不利ですからね。くしくも昨夜は変な夢を見ました。新田明臣とHAYATOが試合していて、新田のストレートが異様に伸びがあって面白いようにHAYATOの顔面を捉えていました。あ、他人の夢の話ほど聞いていて面白くないものはないですね。

最後にビッグニュースが飛び込んできました。『失恋レストラン』でお馴染み、清水健太郎のキックボクシングデビューです。

私は良いことだと思いますよ。だって誰が最強か?なんてことには大した価値はないと思いますから。そんな移ろい易いものよりも、何度も麻薬に手を染めた元スタアが、行く着くところまで行き着いた形のキックボクシングデビュー戦でどんな生き様を見せてくれるのか?そんな人間ドラマの方がよほど面白いと思います。

今年の4月に「あの人は今」系の番組で取り上げられたシミケンは、そんな番組に出るだけでも惨めなのに、さらにカラオケで『失恋レストラン』を歌ったわけですよ(過去記事参照)。私はそれを見ただけで涙がこみ上げてきましたもん。人間が生きることって本当に大変なことなんですよね。私如きが口にするようなことじゃないかもしれませんが。リング上で清水健太郎の生き様を見せてくれればそれだけで観客は納得すると思います。技術論どうこうの退屈な試合なんかよりも、よほど価値があると思いますよ。

え?でも相手はエスパー伊東なの?

生き様といえばボクシングからは「41歳西澤がタイトル戦に出場」というニュースが届きました。完全に峠を越した感が強い西澤ですが、それがどうしたの?って話ですよ。試合を見た客の心に何か届くものがありさえすれば良いんです。

最後になりますが、数少ないまともな格闘技ブログの中でも別格の存在感を示す『別冊・プロレス昭和異人伝』が『K-1心中』を高く評価する記事を書いてくださり、心底恐縮いたしております。

当該記事の中に「同じ格闘技経験者という事で勝手ながら親近感を持って・・・」というくだりがありますが、同じ格闘技と言いましても私の場合はままごと程度であり、全くもってもったいないお言葉であります。

私が格闘技を学ばせていただいた土浦のスリム新空手(現・総合格闘技TOPS)は、金澤勝美先生という素晴らしい指導者のもとで経験豊富なジム生らが切磋琢磨していましたが、私の場合はマイペースな性格のままに練習しておりましたもので、自分を格闘技経験者などとはとても呼ぶことは出来ません。恥ずかしくて山本梓の肛門の中に隠れたいくらいでございます。

さて、いよいよ16日はHERO'S。勝敗予想を書こうと思いますので、皆様も御意見をくだされば幸いです。

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