・中尾vsドラゴ
中尾が容易にタックルを決めるがそこから責めあぐねるアマレス出身者定番シーンの連続で、このままぐだぐだ判定かと思いましたが、ここぞと言う時に出たのは身に染み付いたレスリング技でしたね。

・ビーンvsズール
ズールは文字通り化けの皮が剥がれた感じ。ビーンは意外と精神力が強そうです。

・瀧本vs弁慶
どちらが勝ってもおかしくない試合でした。弁慶はパンチが雑過ぎますね。さらにパンチでダウンを奪った後に寝技へ移行したことで勝機を逸しました。瀧本は柔道着を脱ぎ、相当な覚悟を決めて試合に臨んだ感じでしたが顔は今田耕治風でした。試合中盤で、弁慶のジャンピングストンピングから強制フェラチオ状態みたいになったシーンは笑えました。

・アイブルvs小路
小路が足関節を決めそうになった時の会場の声援に、ファンの温かさを感じました。10年目の区切りの大会で、功労者である小路に勝たせてあげたいと皆が思ったのでしょう。

・フライvsトンプソン
序盤に“アレ”が出た時には、プロレスを見ているかのような錯覚に陥りました。格闘技にはあのような予定調和的なシーンは不要ですよ。アルティメットアルティメットも寄る年波には勝てませんでした。仕方がないことです。逆に、虫の息のフライをやっとこ仕留めたトンプソンに限界を感じました。また、レフェリーの島田氏が自信を持ってストップを遅らせたことで試合が感傷的になるまで熟成したように思います。

・(桜庭vs田村)
ここまでお膳立てされたら、やらないわけにはいかないでしょう。「この二人ならばPRIDEを体現する試合ができるはず」この榊原氏のコメントを一番聞かせたいのは秋山ですね。

・青木vsローアンユー
噛ませ犬じゃ終わらないというローアンユーの魂は感じましたが、役者が違いました。マイクでは、他の選手が口を揃えて榊原氏の名前を出していた中で、ライト級GPのことだけを語ったことが好印象でした。

・アローナvsソクジュ
アフリカvsブラジル、サバンナvsジャングルなどとどうでも良い構図を考えていたら、いきなり決着が着きました。ソクジュはたいへんな選手ですね。ただ、ダンヘンらがセコンドに就いてましたが、そーゆーのは見せないで、アフリカの神秘性を打ち出した方が面白いと思います。また、適切なタイミングでストップし、体を割り込ませてアローナの頭部を守った野口レフェリーにファインプレー賞を上げたいです。

・藤田vsモンソン
対抗戦第1弾として組まれたこのカードですが、藤田もモンソンも団体を代表する実力者というわけではありません。そーゆー意味で盛り上がりに欠けた感じでした。結末も最悪。終了のゴングが鳴った直後の会場の静まり具合ったらありませんでした。芭蕉も抜群に良い句を書けてしまうくらいの静けさじゃなかったでしょうか。解説席も「PRIDEはただでは終わらない」と言うのが精一杯。あり得ないと言うくらい衝撃的に最悪の結末でした。

・最後のセレモニー
kissの立ち位置が不必要に良かったのが気に障りました。