選手をリスペクトしていない人間が書くブログは読んでいて気分が悪いなどという愚にも付かないコメントを書く人がおるようですが、気分が悪くなるブログをしっかり読んでコメントまで残してしまう暇人ぶりへの羨ましさはさて置き、そんなこと言う人がもし就職試験の面接で「尊敬する人物は?」と尋ねられたとしたら、

「はいっ!ヴァンダレイ・シウバですっ!!」

なんて声高らかに答えられるの?

まったく三文芝居や茶番劇は実社会生活の中だけにして下さいよ。同好の友が集まるネットの世界くらいはストレートに行きたいじゃないですか。

ちなみに私は、何も考えずに臨んだ就職試験の面接で尊敬する人物を聞かれ、思わず、

「前田日明です」

と答えてしまいました。試験には合格して現在も働いておりますが、その回答で私の人生は半分決まってしまったかなという気がして後悔しております(笑)

しかしながら私はファイターを見下しているなんてことは当然ありません。面白い試合を観たいから、可能性のある選手には大いに期待を込め、その期待を裏切るような塩試合をした選手はバッシングする。当たり前のことじゃないですか?相手はプロなんだから。誰にも非難されなくなったら選手として終わりですよ。そこらへんの無名選手なんて誰も注目しないからどんな面白くない試合をしようが何の反応もないでしょう。それは即ち金にならない選手ということ。価値がない商品なのです。

さて、シウバで思い出したのですが、PRIDE34のシウバのカードがまだ決まりません。もう前日ですよ。これは一体どうしたことか?前代未聞です。vsボブチャンチンという情報もありましたが、果たしてシウバは出場するのでしょうか?組まれたとしても常連日本人が相手のやっつけ仕事では困りますよ。多くの人が恐れているのがvsミノワマンじゃないでしょうか?昨日職場でも「それだけは勘弁ですよ」とか言われましたからね。

その他のカードの見所は、、、

・フライvsトンプソン
フライは男気全開で「トンプソンは“アレ”に耐えることができるのか」と語ったそうですが、近年のフライを見る限りではフライ自身が耐えられるかどうか心配です(苦笑)

・瀧本 誠vsゼルグ“弁慶”ガレシック
アンテナの低さはぴか一の私なので、まったくガレシックのことを知らなかったのですが、相当な強豪のようですね。プロ格闘技を馬鹿にしていた“アマチュアアスリートの権化”瀧本を再起不能にしてやってください。ただ、瀧本は人間的には尊敬できるので複雑な心境です。え?尊敬できる人物を再起不能にしろと言っておきながら複雑な心境も糞もないだろうって?それもそうですね。ちなみに瀧本を尊敬しているというのは、大学の柔道部に入部した時に、部の慣習だった使いっ走りを全廃させ、1年生にも充分な練習時間を作ったというエピソードを聞いたことがあるからです。これって瀧本自身が1年のときに部の慣習を変えさせたってことでしょう?凄過ぎですね。

あとはソクジュが勝てば面白くなる、青木はまた一本勝ちで魅了してくれるだろうってことくらいで他は特記事項なしです。

兎にも角にもシウバのカード次第で大会の厚みが違ってくるんじゃないですか?どんな隠し玉が用意されているのか、落胆しない程度に期待して待ちましょう。