5eb3be83.jpg秋山成勲と女性タレントとの熱愛報道を受けて、「夜もヌルヌル」などと馬鹿の一つ覚えでブログを更新してる方も少なくないであろう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

さて、今日のコラムは珍しくプロレスを題材に書いてみようと思います。と言うのは、プロレスラーである柴田勝頼のHERO'S参戦が決まったからです。

なんでプロレスラーが今更格闘技参戦なのかといぶかしがる人もいるでしょうが、私的には大歓迎です。なぜなら私がプロレスラーに求めるものは、今も昔も変わらず強さであるからです。

ハッスルやマッスルに代表される現代のプロレスは、ファンタジーや笑いを逃げ道として、格闘することから逃げているように思えてなりません。

現在のように格闘技というものが世に出回っていなかった頃は、プロレスが強さの象徴でした。

今となっては恥ずかしい話ですが、かつて私はどんな格闘技よりもプロレスが最強だと思っていました。正直なところ、昭和のファンはみんな同じだったはずです。そうでなければプロレスがあれほどのブームになるわけがありません。

しかし、アルティメットファイティングなるものが出現し、その中でプロレスラーが次々に敗れていくうちに、プロレスに強さを求める人間はいなくなりました。その結果が現在のハッスルなわけです。

そのようなプロレス界の流れに背くような今回の柴田のHERO'S参戦を私は大々的に応援したいですが、問題はこの格闘技経験をどのようにプロレスにフィードバックするかです。と言うか、柴田がこれから積み上げるであろう格闘技の実績をプロレス側がどう受け入れるかです。

ロープに飛ぶなと言うのではありません。プロレスの枠の中で、格闘技的な強さをどのように表現するかです。

それは何も難しいことではないと思います。ドラマがあるとかないとかではなく、格闘技でも強いプロレスラーが無駄な虚飾無しに戦えば、それだけで充分説得力のあるプロレスになるのでないかと思うのです。

ジャンル自体が終わってしまったとも言われるプロレスですが、変化球ではなく、直球勝負、即ち格闘技的な強さを求めることでしかプロレスは復興しないと思います。

下積み経験があって、さらに格闘技もできる。柴田はプロレス界最後の希望かもしれません。

柴田よ、がんばれ! May the force be with you

(画像引用:スポナビ)