1f6020b5.jpg既報のとおり秋山が無期限出場停止処分となりました。これ自体は喜ばしい限りです。

しかし、私が納得できないのは、クリームを塗ったことが故意であると秋山自身の口から語られておらず、また主催者もその機会を作ろうとしないことです。会見によると、秋山自身が「FEGのイベントで直接、ファンに謝罪したい」と申し出たが谷川が断った、というのです。

本人が観客に何を言いたくてそのように申し出たのがわかりませんが、本人がそうしたいと言うならば公衆の面前で謝罪させたら良いだろうに。谷川はどんな理由でそれを断ったのでしょうか?何とも我々ファンの考えと温度差を感じずにはいられません。

今回の会見では少し光明も見えました。今後はレフェリーミーティングに主要選手が参加すると言うのです。レフェリーの中には選手としての実績がない人間も少なくないと思うので、一流選手の助言を真摯に受け止め、レベルアップを図ってもらいたいと思います。

余談ですが、常々総合の試合のレフェリングを見て私が思っているのは、ロープ掴みを余りにも安易に見過ごしていることです。菊田早苗もブログで書いていましたが、その場面で掴むか掴まないかで試合の流れはとてつもなく大きく変わります。その顕著な例が第1回K-1VS猪木軍で行なわれたレネ・ローゼVS安田じゃないでしょうか?あの試合はローゼがロープを掴まなければ絶対に安田が勝ってましたからね。PRIDEを観ていても「オイ、オイ」と言いたくなるような故意のロープ掴みの場面を目にすることが多いですよね。オイルやストップのタイミングだけでなく、このような細かい点も改善してほしいものです。

さて、最後になりますが、今回の無期限出場停止処分の発表でこの問題は終わったわけではありません。秋山自身の口から真実が語られること、秋山側に偏重した記事を書いた格闘技通信のマスコミとしてのあり方など、未解決の問題が残ってます。

我々ファン、ブロガーにできることは、今回の問題を風化させないために、いつまでもこの事件に関する記事を書き続けることです。秋山の動向、格通をはじめとするマスコミの報道に目を光らせ、格闘技という素晴らしいスポーツが未来永劫存続するように見守りましょう。

(画像引用:スポナビ