HERO'Sの宮田和幸選手はなかなかのお笑い通なようで、自身のブログにおいてエンタの神様に警鐘を鳴らしたりM-1グランプリについての記事を書いたりしています。

特に真剣勝負の勝ち抜き戦であるM-1は、格闘家としてシンパシーを感じるところがあるのかも?

M-1グランプリは文字通り漫才の格闘技と言えるでしょう。漫才師と客との真剣勝負。馬鹿な客が笑うことを前提として成り立っている昨今のお笑いブームとは一線を画した緊張感が感じられました。そーゆーわけで観戦記を一つ。

優勝したチュートリアルの漫才は決勝のみ拝見しましたが、自転車のちゃりんちゃりんだけであれだけ話を膨らませたのが笑えました。

笑い飯は個人的に大好きで、決勝に残っても良かったんちゃうかなと感じましたが(少なくとも3位の麒麟よりは面白かったですよね?)、審査員の島田伸介と松ちゃんがあえて厳しい採点をした感じで準決勝敗退となりました。私が過去に笑い飯で一番笑ったネタは、ボーリング場で財布を無くすやつとナマハゲです。互いのボケが競い合うようにエキサイトして支離滅裂になっていく様に爆笑した記憶があります。

麒麟は毎年出てますけど、全く笑えないです。ものまねになってないガッツのものまねあたりはもっと笑えるネタだとは思うのですが、個人的にどうも受け付けません。

5人組のプラン9は正直、嫌いです。漫才・笑いを踏み台にしようとしてるもん。そんな顔してる。

ライセンスの漫才は初めて観ましたが、なかなか面白かったです。アメリカンコメディの吹き替えの面白みを的確に捉えていました。

素人女性コンビの変ホ長調については、素人くさい女性がぶつぶつと芸能人を皮肉る芸風はちょっと古いかなという気はしました。だいたひかるあたりと被ってるような。

あと審査員が笑える。先人として何とか威厳を醸し出そうとしてるところが。

他の出場者は特に印象に残っていないです。