最強を目指さないことについて

先日のエントリー「最強を目指すことばかりが能じゃない」に対して、プロは最強を目指すべきというコメントが寄せられたが、そもそも最強とは何かがよく分からない。

格闘技をこんな風に考えてはどうか?

格闘技イベントを野球のチームに当てはめてみる。エースピッチャーと四番バッターが格闘技イベントのメインイベンター。セミやその前が三番、五番バッター、あるいはストッパー。左のワンポイントや代打の切り札川藤、死球自演乙達川は、前座のイロモノ。

余談だけど、左のワンポイントってポジション好きだったなぁ。角、清川、遠山、初代ファミスタのヤクルトに安田というハンパない癖玉を投げる投手がいたなぁ。

自分に与えられたポジションの中で最高のパフォーマンスを発揮する。それで良くない?

ちょっと無理があるかな?

K-1 -65トーナメントの残り二枠にウィッキーを

3月に開催される「K-1 WORLD GP 2016 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」への出場者8名のうち6名は発表済み。

「K-1 WORLD GP 2016 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」トーナメント組合せを1月10日(日)公開記者会見で発表!ニコニコK-1チャンネルで生配信!

旧K-1の-63kgトーナメントで準優勝した経験のある久保優太,Krushでの“狂拳”竹内戦が今なお鮮烈に脳裏によみがえる(古い記憶しかなくてスマン)天才キックボクサー野杁正明,ゲーオには完敗したが「戦慄のブラジリアンフック」がキャッチフレーズでパンチの破壊力に定評のある木村“フィリップ”ミノル,そして,魔裟斗2世の異名に恥じずRIZINでの異種格闘技戦をKO勝利で飾ったHIROYA。あとの2人は、知らね。

この6名の組み合わせだけでも興味深いカードがいくつも組めるが,現状の彼らのステータスでは,GPトーナメントと銘打った大会をやったところで、K-1内K-1の出来事に過ぎぬ熱量しか生み出さない。しかし、残り2枠に誰が入るかで,このトーナメントが“新・人類最激戦区”のフレーズに相応しいGPトーナメントになるかどうかが決まると思う。

せっかくのこのGPトーナメントを井戸の中の出来事で終わらせないためには,純K-1ファイターではない、外敵という立ち位置の選手を招聘することが不可欠だと思う。異分子を取り込むのがK-1の歴史であり、K-1のKは外敵のGでもあるからだ。

K-1vs.外敵という構図からは,直近では先月29日のRIZINで行われたHIROYAvs.ウィッキーの激闘が思い出されるが,その戦前に私が「HIROYAに勝って欲しいが,HIROYAが負けた方が面白い」と言ったのは,このトーナメントを見据えてのものだった。もしRIZINでHIROYAが負けていたら,何としてもウィッキーをこのトーナメントに出場させて,リベンジの舞台を整えねばならないからだ。

しかし,HIROYAは、名古屋のムエタイかぶれと違って完勝してしまったが、逆にウィッキーに対してリベンジの舞台を用意してあげたら良いではないかとも思うが,HIROYA戦で受けた足のダメージを見ると,さすがのウィッキーも再戦には二の足を踏むだろう。

となると、高谷かDJに白羽の矢を立てたいところ。特にDJは、立ち技を馬鹿にする“MMAファイターあるある”的な発言をしており、K-1側としては看過できない。

彼ら以外にもK-1適合性の高いMMAファイターがいることは、私よりも、これを読んでくれている皆さんの方が詳しいだろうと思うが、残り二枠に純粋な立ち技の選手が入った場合とMMAとファイターが入った場合の、GPトーナメントの盛り上がり方の違いを想像して欲しい。

とりあえず5日後の発表を待とう。

ヒョードルの次戦の相手は?

RIZINの次回大会は4月に名古屋でRIZIN.1が開催されると発表され、チケットの先行販売も行われたらしい。

ヒョードルも次戦はRIZINと相談することになるだろうと変な言い回しでRIZIN.1参戦を仄めかしている。

となると、相手は誰か?ヘビー級トーナメント覇者のモーが最右翼といった声も聞こえるが、それはないと思う。なぜなら、モーが負けたら、せっかくの総額1億円トーナメント(本当に支払われるか怪しいものだが。)はなんだったの?という話になってしまうし、やったら確実にヒョードルが勝つだろう。過去の試合を振り返れば分かると思うが、下からの極めが強いヒョードルは、タックルで倒されても何ら危険はない。むしろレスリング出身者はお手の物である。

妥当な線を考えると、準優勝のプロハースカ、活きの良さと打撃力の強さを見せたオーストリクスあたりか。

でなければ佐竹あたりでいいんじゃない?

最強を目指すばかりが能じゃない

Twitterの方で、今年の日本格闘技界のテーマを「変革」であると決めさせてもらった。今更変革もくそも無いだろうと言われるかもしれないが,2015年後半から地上波での格闘技中継番組が復活した(テレビ東京のK-1,フジテレビのRIZIN)この好機を逃さないために,リング内外の活動において従来とは違うやり方が必要になってくるはずだ。

やり方と言っても,格闘家は最強を目指せば良いだけだという意見もある。しかし,誰もがUFC王者になれる訳はなく,それどころかそれが狙えるポジションに辿り着く可能性すら極めて少ない。しかし,日本国内に目を向けると,魔裟斗や青木真也のように強くなるのは難しくても、TVに出てる格闘家は決して一流選手とは限らない。強さ以外のプラスαでメディアに露出している格闘家も少なくないのだ。

強さ以外のプラスα。

・配偶者が芸能人。
・元横綱
・見た目が怪物
・可愛い。
・ヲタ芸。
・チンピラ風。

例をいくつか挙げてみた。ほとんどRIZINであるが(笑)

格闘技以外の世界に目を向けても,例えば,ヒット曲の一つもないもえあずというアイドルがなぜ年末年始にもTVに出られるかと言えば,そこそこ可愛い容姿以外に大食いというプラスαがあるからだ。また,ゴールデンボンバーが連続して紅白に出れるのは,歌唱力以外に,エアーバンドという特殊性とお笑い芸人顔負けのネタがあるからだ。彼らは決して日本の音楽シーンでトップを狙っているわけではないが,それを誰が否定します?

格闘技だって,UFC王者を目指すことだけが全てじゃなくて良いでしょ?そこそこ儲ける生き方だってありですって。

子どもにスポーツをやらせるにしても,最初から一種目に決めてしまうのが日本では普通だけど,例えば最初にテニスをやらせると親が決めて,適性もよく見ないでずっとやらせる。それで錦織みたいになれるなら良いけど,そんなの何億分の1の可能性ですよ。だったら,他種目やらせてみた中で子どもに選ばせて,楽しく取り組んでもらって,そこそこの成績を収めてスポーツ推薦で良い高校,大学に進学してもらう方が利口だよ。

話が逸れてしまったけど,強さ以外のプラスαで自分を売り込む。各選手にこれを具体的に考えてもらいたい。

ボクシングは最強にならないと食っていけないが,格闘技はそうじゃないんだから。エンタメとして優秀な分,振り幅が広いの。その振り幅の中にどうやって自分が割り込むかを考えましょうよ。

今年のテーマ「変革」の第一歩は,自分が持ってるプラスα探しから。以上,売れない格闘家諸君への私からの年頭の挨拶兼処方箋である。

最強UFCより人間ドラマ

RIZINが終わってまだ3日も経っていないのに、既に語ることもろくになくなってきている。

一方、IGFに関しては、当事者の澤田敦士を含めて、まだまだ意見交換が続いている。喜ばしい限りである。


澤田は、自分が弱いことに強いコンプレックスを持っているようだが、別に最強である必要はない。最強を求めるならUFCを見れば良いだけのことで,強さ以外の部分でも客を魅了できるのがプロレスの良いところではないか。

私は,最強を追い求めるより,心に染み入る人間ドラマが観たい。例えば、中牧昭二やゴージャス松野たちに(プロレスラーとしては四流以下であるにも関わらず)魅力を感じるのは、社会の最底辺に近いところから這い上がらんとする生き様に心を打たれるからであって,金網の中でのゲームより,よほどリアルな世界を見ることができる。

澤田は,いつまでも“俺はメジャーだ。インディーなんて相手にするか”と虚勢を張ってないで,藤田ら格上相手にノーリスクの試合ばかりしてないで,等身大の自分に相応しい相手とガチンコ勝負をして欲しい。身近なところでクラッシャー川口がいるではないか。澤田が忌み嫌うインディーにだって関本大介や岡林裕二のような強そうなレスラーはいるではないか。

桜庭とのタッグマッチやミノワマンとの格闘技戦で,不本意ながらも実力はさらけ出してしまったのだ。しかし,それが面白かったんだよ。弱ければ弱いなりに自分をさらけ出し、一から出直す。その姿こそがファンを魅了するのだ。

あとは青木真也に託すしかない。青木がしっかりと手綱を握って,澤田敦士を,IGFを良い方向に導いて欲しい。2月のGENOMEに期待している。

澤田と青木のIGF改革に期待する



大晦日大会で、再び藤田和之に病院送りにされた澤田敦士がTweetした内容を読んで、え!?と驚いた。


前回の澤田vs.藤田は、私は会場で観戦したが、壮絶な打撃戦となり、お互いに顔が変形するくらいのダメージを負った。そのような試合をするくらいだから、両者の間には確固たる信頼関係が構築されているものとばかり思っていた。

ところが、である。上記Tweetを見るに相当な遺恨があるようで、そのような相手と怪我をするほどの試合をしていたことに戦慄した。

こんな仁義なき戦いは勘弁して欲しい。台本通りの演劇プロレスが嫌いだからと言って、バイオレンスを観たいわけではないのだ。

幸いにして、これまで負担を強いられてきた澤田に対して、青木真也が改革の提唱という救いの手を差し伸べてきた。




次回2月大会では、改革の片鱗でも良いので、何らかの変化が見れたら良いなと思う。

澤田敦士選手とは、Twitterのやり取りで険悪な関係になってしまったが、今のプロレス界において、本物のプロレスを見せてくれる数少ない選手の1人であると心から期待している。チケット買ってるから偉そうに言うとかそんなつもりでは全くないのだが、無関心が最も恐ろしいこと。それはガラガラの客席が如実に物語っているのだ。

アーツはMMA向きではありませんから念のため

把瑠都との対戦で「代打出場にしてはよく頑張った」と言うのは解るが、アーツがもっと早くにMMAに専念していたらミルコのようになっていたはずとの意見には賛同いたしかねる。

アーツは体の作りや運動能力、身体的特徴等からしてMMAに不向きです。柔軟性がない、腰が高い、瞬発力がない、俊敏さがない。特に、私もルミナも言っていたキワの攻防に弱い。一般的な総合の選手と比較すると一呼吸分くらい遅い。

いちいち説明しなくても、普通に試合を見ただけでアーツが総合に向いていないことは理解できると思うのだが、年寄りが代打出場して頑張ってる姿に感動して、目が曇ってしまった?

ちなみにこのエントリーは、誰かのことを揶揄してる訳ではありません。アーツを評価する声が多いことに違和感を覚えたので、書いてみただけです。いや、人として評価するのもお好きにどうぞ。

意見が合わなくても怒らないようにお願いしますね(特に半年以内にフォロワーになった方々)。古くから付き合いのある方々も、最初は意見の相違で私に反発しましたが、最終的には自分の無知さ、足りなさ、経験の無さを理解し、納得してくれたものです。

コメント書いてくれてる固定ハンの皆さんにもありがとう。励まされたお陰で更新のモチベーションが維持できてます。今後もよろしくお願いします。

重症患者 澤田敦士に対する処方箋

澤田敦士の何が重症なのか?

それは猪木マネーの上に胡座をかき続けることに対する危機感の欠如、いわゆる不感症である。

その不感症の具体的な症状は、柔道つながりで小川のいるIGFに入団した経緯、即ちコネ入団を棚に上げ、インディーのレスラーをこき下ろすところに顕著に表れている。

インディーの関本大介や岡林裕二あたりと澤田が試合をしたとして、無理なく主導権を握ることができるだろうか?

誰も可能だとは思わないだろう。猪木の威光により台本で澤田が勝つことになるとしても、その過程で関本たちは腕力(かいなぢから)をもって“一瞬のリアリティー”を垣間見せ、澤田の弱々しさを観客に印象付けるに違いない。

しかし、それをやる以外に澤田敦士が成長する手段はない。猪木の庇護下から脱し、等身大の自分と向き合うべきなのだ。

記録的不入りだったIGF大晦日

ろくな試合をしなくても、猪木マネーで食べていけるIGF。そんな生温さが選手の顔に出てるわな。特に鈴川、鈴木、将軍岡本、あとは名前が浮かばないがその辺りの雑魚たち。

プロデューサーが面白いカードや仕掛けをすれば、そんな連中も尻を叩かれたりモチベーション上がったりでしっかり働くはずなのだが、まともなプロデューサーも不在のため、もうどうにもならない末期状態。

IGFは何度か会場観戦しているので空席の多さは見慣れているが、大晦日は記録的な不入りだったとのことで、どんだけだよと。ガラガラの客席を見ても選手は何も思わないのかな?思わないから何も変わらないんだろうな。

IGFパンフレット書きのショー大谷氏が自信を持って送り出した“名勝負数え唄(書いてて恥ずかしいけど。)”藤田vs.澤田も、何をやってよいかわからない末の毎度毎度の負傷マッチだったようで(失笑)


余程の馬鹿でもない限り、次は何らかの改善策を打ち出してくるはず。底の底にあるIGFだからこそ、次に期待しよう。




















魔裟斗、一夜限りの復活について

魔裟斗vs.kidは、nasneで予約して元旦に視聴しました。

事前に他のサイトから得ていた情報は以下のとおり。

・14ozグローブ使用

・KIDがUFCと契約中のため、エキシビジョン扱いで、大っぴらに宣伝もできない。

魔裟斗vs.KIDはエキシビジョンマッチ扱いと知っても、私は愕然とはしませんでした。そもそも、魔裟斗が一夜限りの復活するというテレビショーとして行われるワンマッチですから、公式なものではないのは当然のことだからです。

で、実際に録画視聴してみると、KIDは上着を着て試合をするし、会場からは格闘技特有の熱が全く伝わってきませんでした。

壮大なエキシビジョンマッチ。サッカー選手がゴールの的を目掛けてボレーシュートを成功させるアトラクションの豪華版といった雰囲気でした。よくこんなもののために魔裟斗は半年間もモチベーションを持続して練習を続けてこれたものだと感心しました。よほどテレビへの露出が好きなのでしょう。というか、それが彼ら芸能人の生命線なのです。

この魔裟斗vs.KIDを見て、格闘技はゲームではなく、ファイターの生き様を観るものだと再認識しました。テレビ視聴率のためにお膳立てされた格闘技では、次に繋がることも皆無で、生き様を見ることは不可能。面白くもなんともなかった。最後はダウンを一回奪った魔裟斗が判定勝利したが、最後はどう締めて良いものかとリングアナもしどろもどろになっていた。全く意義のないことなのだから、締めるもクソもないのだ。

ただ、魔裟斗は強かった。誰もが魔裟斗に復活してもらいたいと思ったはずだ。魔裟斗は「リングに立つことは二度とない」と言っていたし、70kg以下に落とすのも極めて困難なのだろう。

どうせやるならば、UFCに縛られたKIDではなく、HIROYAを相手にした真剣勝負をやるべきだった。しかし、これはあくまで格闘技側のものの見方。テレビ視聴率戦争とは畑違いである。

RIZINに一度出たきりで終わるだろうキックボクサーと同じ。次に繋がることをしないとダメなんです。

まとまりなくてすみゃんせん。



RIZINにおける立ち技のステータスを上げるために

日菜太「3月にキックボクシングの試合あるんで、そちらも観に来てください!」

武尊「K-1には、僕以外にも面白い選手たくさんいるんで観に来てください!」

たくさんのお客さんの前で自分のホームを宣伝したいと思う気持ちは理解できるけど、他のアピールの仕方があるんじゃないか?

ホームで活躍するのは当たり前のこと。むしろ、現状ではお客さんに過ぎないRIZINでの立ち技のステータスを上げて、自分や後進の活躍の場を拡げることの方が重要だろう。

優等生的なマイクは馬鹿でもできるんです。そして、誰の心にも残らないんです。

武尊は高田も評価してる風なので大丈夫でしょうが、日菜太は2度とRIZINに呼ばれることはないでしょう。しかし、日菜太のマイクアピールがこんな風だったらどうでしょうか?

「おい、おい!宮田!おい、宮田!いくらこっちが、いくらこっちが先攻でも、宮田、おまえ弱過ぎたよ。うちのジムの中学生の方がよほど骨があるぞ。次はそっちが先攻で、次はそっちが先攻で、もう一回やるか!?なぁ、宮田、もう一回やろうや!!」

メジャーになりたいのであれば、自分がヒールになるくらいの覚悟がないと無理だから。強いだけではアマチュアと一緒。

元旦から愚直なまでに立ち技愛溢れる処方箋を書いてしまいました。またおって(^-^)/

【謹賀新年】RIZINとK-1 両輪が揃ったと言える日が来るように…

まともな格闘技ファンの皆様、本年もよろしくお願いいたします。数年間まともにBlogを更新してませんでしたが、RIZIN立ち上げで私もテンションが上がり、更新する意欲が戻ってきました。みんな格闘技に戻って来いよ!

あとは、新生K-1が本物のK-1になってくれること。Krushに毛が生えた程度の現状を打破するにはどうするか。私もK-1心中で提言しようと思いますが、K-1ファンの皆様とも、広い視野で意見交換出来たら良いなと思います。RIZINとK-1、MMAと立ち技、日本格闘技界の両輪が揃ったと恥じずに言えるまでに、K-1に大きくなってもらいたいです。MMAと立ち技の両輪が揃うってのは、MMA一辺倒の米国には無い魅力を秘めているはずですし。

そう言えば29日の日菜太の煽りVの中で、K-1に出ていないキック勢力のことを「非K-1」と言い表していたけれど、それを言うたら、RIZINは「非UFC」勢力ってことでしょうね。

UFCで一攫千金を狙う選手は、RIZINでしっかり潰す。RIZINの楽しみ方の一つになりそうですが、UFC行きを公言するサワーが、自演乙相手でしたが、完勝しました。いかんです。

サワーと同じシュートボクシングのRENAは、その卓越した愛くるしさで注目を集めた上で飛びつき腕十字で一本勝ちするという、この上ないMMAデビューを飾りました。果たしてRENAもUFCを視野に入れているのでしょうか?いや、シュートボクシングに義理立てしてる様子を見るに、RIZINにおいても、女子エースとして骨を埋めるつもりではないかと思います。それにしてもRENAは素晴らしかった。ジョシカクアレルギーが治った人も多かったのではないかと思います。

もう1試合行われたジョシカク…と呼んで良いのかどうか^^; ギャビ・ガルシアvs.レディー・タパの一戦も、ツッコミどころはありましょうけど、素晴らしい試合でした。冒頭、タパのパンチが炸裂し、ギャビの巨体がドドドと崩れ落ちる。しかし、何とか追撃を凌いで両者スタンドに戻って見合うと、会場からは万雷の拍手が。オープニングマッチでRENAが温めた会場をだらしない男たちが冷ましてしまったところで、再び女子の試合でヒートアップ。男女の壁、技術が高い低いなんてもう関係無いですよ。

大晦日のその他の試合については、「アーツ頑張った、泣けた」程度の試合ばかりでどうでも良い感じもしますが、また改めて感想を書いてみようと思います。

改めて皆様、本年もよろしくお願いします。身銭を切りながら日本格闘技界復活に貢献していきましょう!

RIZIN IZAの舞 展望

〈RENA〉
RENAは、今般のRIZIN番宣のための地上波露出が増えたことで、アイドル的な美しさが一気に増した気がする。その上、格闘家としての実力も確かである。うちの娘も「この人、観たことある」と言うほど顔も売れている。

にも関わらず、彼女をヒット商品にできなかったシュートボクシング協会ってのは、本当に無能な奴らの集まりなんだなと思う。数年間を無駄にしたような気もするが、全てはRIZINのために温存していたと解釈するしかあるまい。

大晦日出陣に際してRENAに処方箋を書くとするならば、女として男に媚びるような仕草は慎むことくらいしかないだろう。


<武尊>
武尊の顔見せ試合を組んでもらえるほどに、新生K-1はRIZINとの関係が良好ってことなのかな?


<ギャビvs.タパ>
どちらも大柄で強そうだが、ギャビが圧倒するだろう。この両者の差は、ブロディーとコンガ・ザ・バーバリアンくらいあると思う。


<アーセンvs.クロン>
最初にクロンの写真を見た時、佐々木信治が大抜擢されたのかと思ったら、ヒクソンの息子とのこと。

経験値含めた個々の力量、各バックボーンのMMAにおける優位性を考慮すると、アーセンに勝ち目はないだろう。勝って欲しいけど。


<把瑠都vs.アーツ>
アーツは代打で、しかも我慢弱い。パウンドで早々にタップダンスするだろう。


<曙vs.サップ>
表面上は格闘技戦で、中身は曙にリベンジさせるためのプロレスごっこ。


<ヘビー級トーナメント>
モーは準決勝で負ける。他の三人は誰も優勝する可能性があるけど、オーストリスクの優勝を希望。


<ヒヨドルvs.シング>
どうでもいい。

スターウォーズEP7の物足りなさと新境地

今月18日に公開されたスターウォーズEP7は、既に2回鑑賞してきました。2回とも2D字幕です。

スターウォーズですから面白くない訳はありませんが、何か物足りないんですよ。何が物足りなかったか考えてみました。

まず、抜群にカッコ良いシーンが無かったこと。例えば、EP2で言うと、ジオノーシスの戦いの中でトレバー卿を撃ち殺したジャンゴ・フェットが、ガンマンよろしく拳銃を指で回してから腰のホルダーにしまうシーン。あれは何百回観ても飽きない。また、ジャンゴがメイスに殺される直前、正確な射撃で猛獣を1発で仕留めるシーンも最高だった。EP7においても、行方不明だったポー・ダメロンがXウィング戦闘機に乗って登場するシーンで、戦闘翼を開く場面で「Set,Attack position!」みたいな号令があれば何百回でも観たくなるシーンになったはずだ。

あと物足りなかったのがクリーチャー。なんなんだ、あの、ソロが輸送していた怪物は。メンインブラックに出てきそうなノリの暴れ方だったけど、スターウォーズはもっと途方もないクリーチャーを登場させるべき。例えばEP1のサンドアクアモンスター。体長数百メートルはあろうかという巨大さに度肝を抜かれた。また、アニメ『クローンウォーズ』で、アナキン率いる爆撃機編隊がバルモーラ・ランで遭遇したネブレイマンタ。超巨大なエイのような生物と宇宙空間で遭遇するって、スターウォーズならではの世界観だよね。

逆にEP7で新しく見ることができたのは、ストームトルーパーの人間味。EP4をオマージュしたであろう立ち話のシーンはさて置き、宇宙から降下中の揚陸艦の中で待機する姿からはトルーパーたちの緊張感が伝わって来たし、レイに逃げられたカイロ・レンが一人でキレている場面に遭遇した2人組が踵を返して立ち去るシーンでは「あー、またやってるよ」という心の叫びが聞こえてきそうでユニークでした。ライトセーバーを持つフィンと戦ったトルーパーの白兵戦用ウエポンも凄かったし、フィンを見つけた時に裏切り者と言い放つようなシーンは、旧三部作ではあり得ませんでした。

いやー、スターウォーズって本当に良いですねー。正月が終わって席が空いてくるであろう頃に4D版を観に行こうかな^ ^

では最後に皆さん、いつものやつをご唱和お願いします。私が「なに?バルモーラ・ランだと!?」と言ったら「まずい!すぐに引き返せ!!」ですからね…って、そんな唱和があるかっ!

際(きわ)の攻防 所vs.紀左ヱ門より

パンチで所を追い込んだ紀左ヱ門の成長に眼を見張ると同時に、さすが所英男だなと思いましたよね?

多局面のMMAにおいては、常に油断ができません。今回の所戦で紀左ヱ門は身をもって理解できたでしょう。

紀左ヱ門の蹴りは強烈だが、蹴り足の引き際が相手がタックル入るための好機になる。また、キックの試合であれば一呼吸置ける場面でもMMAでは油断できないことを、終盤に所が見せた回転式の足キャッチで倒されて、フィニッシュまで持って行かれたことで痛感したでしょう。

ただ、負けはしましたが、紀左ヱ門が成長する上でこの試合は大きな糧になったはず。RIZINの軽量級エースになることを期待してます。

中継を見ていて気になったことがあるのですが、解説の高田が紀左ヱ門について、もっとMMAをやった方が良いと発言していましたが、K-1と二足のわらじでやってると思ってるのかな?紀左ヱ門はMMAに転向したんですよね?

もう一つ気になったのが、あびる優の絶叫。批判的な声が多数を占めていると思いますが、TVのバラエティーとしては面白いと思いました。引田天功の大脱出では、ゲスト観覧車の松岡きっこがあんな感じで絶叫しまくって、臨場感を視聴者に伝える役目をしてました。ただ、おしどり夫婦ぶりをアピールし過ぎると紀左ヱ門がヒールになってしまう恐れもありますね。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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